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腸活ってなに?医師が教える腸内環境の整え方

[2025.07.28]

こんにちは、なごやおなか恒川クリニック 院長の恒川です。

最近よく耳にする「腸活(ちょうかつ)」という言葉。

なんとなく身体に良さそうだけど、実際に何をすることなのか、どうやって始めたらいいのかよくわからない…という方も多いのではないでしょうか?

今回は、医師の視点から「腸活とは何か?」「なぜ大切なのか?」「今日からできる腸活の方法」について、わかりやすくお伝えします。

 そもそも腸活って?

腸活とは、腸内環境を整えるための生活習慣全般のことを指します。

食事や運動、ストレスケアなどを通じて、腸内の「腸内細菌(腸内フローラ)」のバランスを整えることで、体と心の健康を保つ取り組みです。

腸が元気だと何がいいの?

腸は単に「食べ物を消化・吸収する器官」ではありません。

実は、全身の健康と深く関わる“司令塔”のような存在でもあるのです。

たとえば…

  • 免疫の約70%は腸に集中しています
  • 幸せホルモン「セロトニン」の90%以上が腸で作られます
  • 肌の調子、代謝、集中力、メンタルの安定にも影響します

つまり、腸が乱れると、

「なんとなく疲れやすい」「風邪をひきやすい」「肌荒れ」「便秘・下痢」など、さまざまな不調が起こる原因になるのです。

今日からできる!腸活の3つのポイント

① 発酵食品と食物繊維をとろう

  • 納豆、ヨーグルト、キムチ、味噌などの発酵食品は、善玉菌を補うのに最適。
  • 野菜、海藻、きのこ類などに含まれる食物繊維は、腸内細菌のエサになります。

② 運動と睡眠も「腸活」になる

  • 軽いウォーキングやストレッチは、腸のぜん動運動(動き)を活性化します。

  • 6〜7時間の良質な睡眠も、腸のリズムを整えるうえでとても大切です。

③ ストレスは腸の大敵

  • 強いストレスは、自律神経を乱し、腸内環境を悪化させます。
  • 「腸は第二の脳」とも呼ばれ、心と腸は密接につながっています。

腸活しても不調が続くときは、医師の診察を

腸活は大切ですが、便秘や下痢、お腹の張りが長引く場合には、腸内環境の乱れだけでなく、病気が隠れていることもあります。

「なんとなく続く不調」は、ぜひ一度医師にご相談ください。

当院では、胃腸に特化した診療や、胃カメラ・大腸カメラによる検査も行っています。

苦しくない・安心の内視鏡検査で、あなたの腸をしっかりチェックしませんか?

まとめ

腸は、健康の土台です。

食事や生活習慣を少し見直すだけで、腸はしっかり応えてくれます。

ぜひ今日から、自分の腸に優しい生活を始めてみてくださいね。

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