名誉院長
ご挨拶
当クリニックは、「なごやおなか恒川クリニック」の沿革にもありますように、父・恒川 力が昭和38年(1963年)に恒川医院を開設して以来、本年で63年目を迎えます。
平成2年(1990年)に私が副院長として入職以降は、内科、皮膚科以外に消化器内科を専門分野に加え、さらに『ホリスティック医学に基づく統合医療』の普及に力を入れてまいりました。
『ホリスティック医学』は、一言でいえば、人間の身体や心だけでなく患者さんの人間関係など社会環境や自然環境までもトータルに、“まるごとに” 観る視点をもった医学のことです。
『統合医療』とは、現代西洋医学の標準医療(手術、抗がん剤、放射線治療など)と補完医療(免疫力・治癒力の活性化)を統合した新しい医療体系です。
私は35年間、内科診療に加え、がん患者さん、特に進行がんの標準医療の後に全身転移や再発が発見され、主治医から「もう有効な治療法がない」とか「治癒不能」と余命を宣告された方々、抗がん剤や放射線治療の副作用で免疫力が低下した患者さんに対して副作用の軽減、免疫機能低下の予防のために、様々な補完医療を実施し、さらに患者さん自身が行う養生法(呼吸法、食養生、体の養生、心の養生)の指導、サプリメントの選び方のアドバイスを行ってきました。特に、心のケアとサポートには力を入れてきました。
養生とは、病気予防・健康増進を目的にする健康法にとどまらず、私たち一人ひとりのライフ(生活、生き方、人生)のクオリティを高める「生(いのち)の養い方」のことです。
今後も標準医学的には治療不能、あるいは治癒できないと言われ、よるべを失い、苦しみ悩んでおられる患者さんや、病気予防・健康増進をめざす皆様の一助となるよう『ホリスティックな統合医療』の推進に寄与したいと考えています。よろしくお願いいたします。
名誉院長 恒川 洋
略歴
1948年 | 名古屋市中村区太閤(旧 牧野町)にて出生 |
---|---|
1967年 | 県立明和高等学校 卒業 |
1973年 | 昭和大学医学部 卒業 |
同上 | 国立名古屋病院(現・名古屋医療センター) 内科・消化器科 |
1981年 | 名古屋大学医学部 第一内科 |
1982年 | 名鉄病院消化器科 医長 |
1986年 | 名鉄病院消化器科 部長(臨床検査科部長 兼任) |
1990年 | 恒川医院 副院長就任 |
1991年 | 東海ホリスティック医学振興会設立、会長就任 |
2005年 | 恒川クリニック 院長就任 |
2025年 | なごやおなか恒川クリニック 名誉院長就任 |
肩書・資格
- 東海ホリスティック医学振興会 会長
- (財)愛知難病救済アマチン基金 理事
- 藤田保健衛生大学医学部(現・藤田医科大学) 元客員教授
- 歴史探偵団・恒志會 世話人
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本消化器病学会 評議員 認定医
- 日本消化器内視鏡学会 評議員 指導医・専門医
- 日本レーザー医学会 評議員 学会誌元編集委員
- 日本温泉物理気候 医学会 温泉療法医 ほか
著書・編著
- 現代養生法ガイド(新日本法規出版)
- がん治療に?を感じた時に読む本(ライフ企画) ほか